伊達政宗の残した「臥竜梅・がりゅうばい」

桜のつぼみも膨らんでいますが、仙台では歩く道々で梅の香りが漂っています

伊達政宗公は文禄の役（1592年）で朝鮮に出兵した際
ウメ（梅）の小枝を家臣に命じて持ち帰らせています　それが「臥竜梅」
政宗が残した「臥竜梅」といえば、宮城刑務所内、西公園、松島の瑞巌寺等が有名ですが
他にも伊達家の敷地や、その家臣の家などにも分植されたようで～
遅咲きの「臥竜梅」を見付けながら・・・歩いてみました

片平公園（仙台市青葉区）


仙台藩士・湯目家（青葉区五橋）に植えられていたものをこの地に移植したもの
八重咲で7～8個かたまって実をつける事から「臥龍八房」の異称もあります

仙台高等裁判所（仙台市青葉区）

ここは伊達騒動（寛文事件）に登場する人物「原田甲斐」の邸宅があった場所

逆臣の邸宅にもあったなんて、今から思うと不思議な気もしますが・・・

屋敷は取り壊しても、梅の木は残したのかもしれませんんね

桜ヶ丘公園（仙台市青葉区）

お花見で有名な西公園内にあります

成長すると地面を這うように枝や幹が伸びていく姿が龍のように見えるため～
「臥竜梅（臥龍梅）」と、この名が付けられているのだそうです

大願寺（仙台市青葉区）

政宗公の灰塚がある事で有名な大願寺

本堂のちょうど真裏あたりにある灰塚は、小さな堀に囲まれています

囲いの中にある「臥龍紅梅」　瑞巌寺にある臥竜梅の後継木だそうです



仙台市青葉区柏木の個人宅（医院）　とは言え、元伊達家大番士の屋敷地

多分、政宗公の「臥竜梅」とも関係、所縁が有るのでしょう

ニョロニョロ～と地を這う幹や枝　大切にお手入れされています

このお宅は桜も毎年見事に咲いています　　
遅咲きの臥竜梅ですが、今年は2週間も早く咲いたそうです

伊達政宗が朝鮮から持ち帰った「梅の花・臥竜梅」
何百年経った今でも、こうして色々な所に残され大事にされているんですね　
梅の香りに誘われて～河原でお弁当を食べたり、素敵なカフェに寄ったり・・・
パパ企画・臥竜梅ウォーキングは19000歩　
冬眠明けには丁度いい＆目的のあるウォーキングでした♪