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9月のひまわり [deep emotion]

東日本大震災によって多くの農家・農地が被災し
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数年かけて土を入れ替えられた海側の田んぼもにも
秋の景色が広がり、稲穂が首を垂れています
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阿武隈川のこの辺りは、海から上って来た津波の被害も多く出た所です
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宮城の県南・亘理町にある「大隈・おおくま」
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知る人ぞ知る~絶景花スポットがあります
特にここは鉄ちゃん達に人気のスポットの様です
「おおくま花畑」
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地元まちづくり協議会の方々が、震災からの復興を願って毎年栽培している花畑
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奥は、製紙工場 手前の橋は、常磐線 そして~阿武隈川です
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こちらのひまわりはチョッピリ遅い、秋の9月10日前後が見頃です
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5万本のひまわりが満開でした
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みんな一斉に常磐線の方向を向いています^^
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通勤や通学で電車を利用する人々も
このビタミンカラーに元気をもらっている事でしょう
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もう種が出来ている物もありました 
よっこらしょ!と、持ち上げなければ~かなりの重さの立派なひまわり
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間もなく稲刈りが始まる宮城に、秋のひまわりが彩を添えていました
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ワクチン接種後の特典 [deep emotion]

香港に住む友人が「政府のワクチンプレゼント」としてblogアップしています
色々な業界が次々に発表していく予定なのだそうですが~
香港ディズニーランドがワクチン特典を開始しているそうです
https://www.hongkongdisneyland.com/health-guardians/
6月2日~6月28日の間 医療機関で働かれている方もしくは 1回でもワクチンを接種した方
先着一日 1000名 HKD250相当のプレゼントが当たるそうです
一日1000名・・・午前にいけば貰えそうですね^^
香港は中国製ワクチンなので、打ちたくない人や信じていない人が多いのでしょう
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ワクチン接種は「決まり」ではないものの
一刻も早くコロナ禍を抜け出したい多くの人々が「我れ先に!」と思うはず
ですが・・・中国ワクチンを贈られたチリの現状を見れば
香港の人々は信じたくないのも当たり前なのかもしれません
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そんな国家的な状況よりも「ワクチンを打つ意志のない人」の方が問題
打ちたくない人は打たなくて良い、と思いますが
こう言った人がいる限り、コロナは終息へは向かいませんね
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「あまり接種を受けたくない・絶対受けたくない」
という人は、15~20%程度いるそうです
ですが、インフルエンザと同じ、これから「朝鮮型」や「ソ連型」「スペイン型」等
毎年、進化したコロナは出て来るでしょう
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有効なのに「ワクチンを打ちたくない人」の心を掴み^^
接種率を上げるためにはどうすればいいか・・・
ワクチン普及を進める米国では
接種を受けた人への「特典を用意する州や自治体、民間団体が増えています
ビールや野球のチケット、宝くじ、銃!?^^が当たるとの州まで
「ワクチンを打って、ビールを飲もう~!」
ウイルスからの独立』を祝う無料のビールだ!」
バイデン大統領は、独立記念日の7月4日までに成人の70%が
少なくとも1回接種する目標に向け、こうした取り組みを後押ししています
米政府は民間企業や団体と協力
「バドワイザー」は、ワクチン接種70%の目標が達成された段階で
21歳以上の成人に、無料ビールを提供すると発表しました
大手スーパーも毎週1億円と食料1年分を抽選で数十人に提供すると発表
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他にも大リーグや米プロフットボール(NFL)王者を決めるスーパーボールのチケット
大手航空会社の無料航空券などが当たる特典も打ち出されています
元々医療費が高く、注射慣れしていないアメリカ等では
特典を付ける事で多くの人が接種を受けてくれると考えての事でしょう
一方、細やかですが・・・日本の企業でも~特典^^始まっています
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・埼玉県を中心に温浴施設を運営する「温泉道場」
2021年6月8日~8月31日の期間中、ワクチン接種割キャンペーンを実施
ワクチンの接種済証を持参すると、入館料割引などの特典を提供するそうです
・和食レストラン「庄屋」などを展開するフードプラス・ホールディングスは
飲食代を何度でも10%割引く「ワクチン割」のサービスを始めました
同伴者も対象となるそうです
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マスコミはウソは言っていません 
が、マスコミ&TVに振り回され踊らされず、冷静に・・・考え判断しましょう
「新型コロナウイルスに感染して発症することのリスク」
「ワクチンを打つことで起こりうる副反応による健康被害のリスク」
を考えた場合、先行する各国で報告されている限りに於いては
感染リスクを防げる事のメリットの方が大きいと思うviviちゃんです
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はらぺこあおむし [deep emotion]

アゲハチョウは1年に4回卵を産みます
幼虫には1齢〜6齢までの段階があり
脱皮を繰り返しながら4〜6週間程度で6齢に達します
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その後、蛹(さなぎ)になって10日〜2週間(越冬する場合は5ヵ月ほど)
蝶になり、1〜2週間ほど過ごします 蝶のまま軒下で越冬するものもいるそうです
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虫博士が幼い頃観察した際、我々親も沢山の事を学びました
卵から孵った1〜4齢までは、鳥に食べられない様に・・この姿
黒い体に白い模様という、鳥のフンの形に擬態しています
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昨年も幼虫を見付けたこの場所 ポストの後ろにモクモクと咲いた「ヘンルーダ」
みかん系の木ですが、我が家では植えた覚えがありません^^
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鳥たちが落としていったフンで続々と増え続けています
みかん系なので、触ると葉は柑橘系の香りがするんですよ
4齢から5齢幼虫への脱皮 体は鮮やかな緑色になります
「こんにちは^^」
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今年はわざわざ探さなくても、普通に15体以上確認できています
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お目目のように見える大きな黒い模様や、その周辺の特徴的な模様
ホント可愛い~♪
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小さな頃から葉をよく食べますが
緑色になってからの食欲はかなりのもので
このヘンルーダの木の下には、小さな黒いフンがゴロゴロ落ちています
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以前は山椒の葉やみかんの木に産卵していましたが・・・
その場所には、様々な鳥たちがやって来る事を蝶も学習したのでしょう
今はこの門前の「ヘンルーダ」の木にのみ、産卵するようになりました
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山椒で育った成虫は山椒に
みかんで育った成虫はみかんに~産卵する傾向があるそうです
(虫博士いわく・・・)
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なので、今年もここで産卵したわけですね
4〜5センチほどまで大きくなったら、そろそろ蛹になります
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蛹になる時、幼虫は好みの場所を探すため~かなりの距離を移動します
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14日現在 もうこのあおむし君たちは皆姿を消しました
雨があたらず、鳥たちにも狙われない場所へ引っ越したのでしょう
羽広げ美しい姿となってこの辺りを飛んでくれますように・・・
観察に来ていた近所の子どもたちと一緒に^^願っています 
数週間後が楽しみ~♪
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果花と土の香り [deep emotion]

蔵王連峰は東部の宮城と、山形の西部・両県にまたがっています
こちらは宮城蔵王 もう少し走れば山形蔵王にも入れますが
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県を跨いだ移動は自粛しなければ・・・宮城マンボウです
が・・・こんな遠くからのマンボウ兄弟も、都や県を跨いでいらっしゃってます
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宮城蔵王は雄大な自然の宝庫
果物王国・山形との県境の地・宮城蔵王の「遠刈田」
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「遠刈田・とおがった」は「とおかった~」ではなく・・・
仙台から車で3~40分で向かうことが出来る地です^^
この季節、沢山の果花が春を慶び咲き誇っています
梨の木
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桃やりんご・・・
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食を楽しむ物の花には香り無し
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ですが、芽吹く地を吸う香りは、何だか心穏やかな気分にさせてくれます
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実はこの表現の難しい香り・においは
木や草・野菜・果物などから放出される「テルペン」という植物成分の働きだそうです
微量の香りですが、人体に薬として作用し
副交感神経系を活性化させ、気分を安らいだ状態にする働きがあるそうです
コロナ禍でストレスが溜まりまくってる今 春だからこそ~
大自然からのサプリメントをいただける、芽吹く森・花咲く果物畑へ出掛けましょ^^ 
沈黙の時を終えた「果物畑」 いよいよ忙しい季節になります
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原阿佐緒 [deep emotion]

与謝野晶子、斎藤茂吉に師事し「大正の三閨秀歌人」と称された「原阿佐緒
仙台から北へ車で30分ほどの「宮床・みやとこ」に、彼女のお墓や記念館があります
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2016年5月に公開された日本映画「殿、利息でござる!
の、舞台になった場所はこの辺りです
当時は先見・知力の目を持った人々が~
この辺りでは「うずうず・・・」していていたのでしょう
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「原阿佐緒」は、私の記憶の中の奥深くにいた歌人です
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近代史の本に載せられ・残された歌よりも彼女の「美しさ」の方が興味深かったのかも
原 阿佐緒:はら あさお(1888年6月1日 - 1969年2月21日)
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・虫博士の出身校のOGであった事
この記事を書くにあたり~調べていくことで~分かりビックラポン!
ですが・・・中退 後に上京し
日本女子美術学校(現在の東京都立忍岡高等学校)で日本画を学び
1909年(明治40年)に新詩社に入り「与謝野晶子」に師事
有名な「スバル」に短歌を発表
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明治に生れ、大正、昭和を生きた女性
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男社会であった当時の社会の眼や美貌によって
真実の人柄とはちがった女性のように評価され
それが定着してしまっている・・・気の毒な女性・歌人です
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自分の経団の師・小原要逸との間に一児(長男・千秋)次に・・・
画家・庄子勇と結婚し一児(次男・保美)をもうけるも離婚
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東北帝国大学(現・東北大学医学部)に入院した事がきっかけで
東北帝国大学学長「石原純」との恋愛が問題となりました
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アインシュタインの相対性理論を、日本に紹介したことでも知られる「石原純
石原には妻子があったにも関わらず
阿佐緒の才能と美貌にノックアウトだったのでしょう
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全て男性側からの猛アタック=熱愛
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様々な恋愛問題を引き起こしてきたとされている「原 阿佐緒」
美しさ故に、彼女の求めていなかった人生を歩む事となった哀しい運命・・・
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石原氏は東北帝国大学を辞職しましたが、二人は同棲を続けました
この事により阿佐緒は「アララギ」を事実上追放
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1929年(昭和4年)大阪・梅田に、バー「阿佐緒の家」を始め
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1932年(昭和7年)直木三十五の紹介で「大衆文芸映画社」に入社
阿佐緒が原作を書き、女優として主演したサイレント映画「佳人よ何処へ」が製作・公開
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同作の公開に先行し、阿佐緒が作詞し古賀政男が作曲・編曲
淡谷のり子が歌った同名の主題歌が発売されました
阿佐緒が活躍し始めると、小心者なのかその先を見据えての事なのか・・・
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石原純氏は妻子の許に帰り、阿佐緒はバーを転々としたそうです
阿佐緒は1943年(昭和18年)帰郷  歌壇には復帰しなかったそうです

わがひとり かへりしことをあざわらふ 如き眼をして見らるるは悲し
何かひとつ わが胸をさす一言を いはでははてぬふるさと人よ
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この首から阿佐緒に向けられた視線と、その苦悩を窺い知ることができます
スキャンダラスに報じられた石原純氏との関係とその後の破局
女優や酒場のマダムとして働いた日々
幾度もの挫折の末に、帰り着いたのは故郷・宮城の「宮床」でした
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周囲から冷たい目を向けられても、母の待つ宮床は
阿佐緒にとって、なくてはならない場所だったのでしょう
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傷ましく、もどかしく切なく、愛しい・・・
男性や社会に翻弄されながらも
「歌」に「恋」に奔放無垢に生きた美貌の歌人「原阿佐緒」の墓は宮城に在ります
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松森城(鶴ヶ城公園) [deep emotion]

レンギョウ
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ユキヤナギ
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スカイラインGTR 懐かしのKen&Merry^^
「オ~~!」と叫びながら、車好きな主人はその後・・・果てしなくスマホ検索
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排ガス規制のクリアで25年経ったGTR車は
車好きなアメリカではとても貴重な存在で~
きちんと手入れされている車は2000万前後で売買されているようです
[右斜め上]こちらの状態でも~かなりの価値はあるようです
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仙台市内から車で20分の松森 春爛漫の道を桜を追ってウォーキング
松森城址「鶴ヶ城址」
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戦国時代に南北朝時代~戦国時代にかけて
仙台市一帯に勢力を張った「国分氏」の居城と伝えられている標高70mの山城です
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日当たりが良い地 一足早い八重の桜が見事に花開いていました
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頂上の平場が本丸跡で、西側の平地が二の丸跡と言われ
本丸と二の丸の位置が「鶴翼の陣形」に似ていることから
別名「鶴ケ城」とも呼ばれていたそうです
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現在は公園として整備されていて
夫々に対策された形で桜・春を楽しむ家族の姿が見られました
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マンボウ発令時直後ですしね  屋外とは言え・・・
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小高い丘からは七北田川をはじめ仙台が一望できます
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中世に陸奥国の国府が置かれた多賀城市に近い場所にある「松森城址」
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どのような目的で築城したのかは・・・未だ明らかにされていません
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この松森城の城主の国分氏(こくぶんし)って何者?
国分氏は、宮城郡南部にまで勢力を張っていた武士の一族だそうです
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語り継がれなかったとはいえ、城を建て領主としての史が残されていない事
ムム・・・この地っていったい何? 伊達との関係は??
最後の城主となった17代国分盛重は、
伊達氏15代晴宗の5男で、政宗の叔父にあたる人で
家中の反乱により慶長元年(1596年)に没落
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国分氏の没落後、伊達氏の重要な城の一つとなり
仙台藩の正月行事「野始」(狩猟、軍事訓練)の舞台となったそうです
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こうした知り得る事のなかった歴史探訪出来るのは・・・
コロナのおかげかもしれません^^
居城址ウォーキングは山坂がキツいけど~ハマってしまいそうです  
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やまぶどうの籠 [deep emotion]

山形県の最南端福島県の県境に位置する「米沢市」 米沢牛でも有名です
山形県の母なる川「最上川」の源である吾妻連峰の裾野に広がる地
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米沢市の笹野地区に伝わる木彫玩具・笹野一刀彫「お鷹ぽっぽ」
材料には弾力性のある「こしあぶら(私の大好きな山菜^^)」が使われています
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この鷹、見た事ある方も多いかと思いますが・・・
「お鷹ぽっぽ」の「ぽっぽ」とは、アイヌ語で「玩具」という意味
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米沢藩主上杉鷹山公が、農民の冬期の副業として工芸品の製作を奨励した事にはじまり
「魔除け」や「禄高を増す」縁起もの・・・として、親しまれています
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その「お鷹ぽっぽ」の元祖  笹野一刀彫「鷹山」 
3月初めですが~ご覧の通りの雪の壁・米沢
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彫りは6代目の「戸田寒風」親方さん[左斜め下] 鷹の絵付けは奥様です
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入り口を入ると開口一番!「職人のいるところに昼時に来るもんじゃねぇ
丁度お昼時に着いてしまった私達夫婦・・・
スミマセン・・・どうぞお気遣いなく~召し上がって下さい
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「いいから、上がって!上がって~!一緒に食べましょう!」
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見ず知らず&突然訪れた私達へ、奥様や職人さんの再三の誘い
これ以上お断り出来ず~図々しくも座敷へ上がり込ませていただき
つきたての「納豆餅」や「あんこ餅」「青菜と雑魚のお煮つけ」をいただきながら
囲炉裏わきで、親方のお話を~色々伺いました
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実は、ここまでわざわざやって来た私の目的は「お鷹ぽっぽ」ではないんです
誕生日(3/23)何が欲しい?」「山ぶどうのかごが欲しい^^
「そのかごは、出来るなら自分で編んでみたい
そう、お目当ては~「山ぶどうのかご」^^
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国産と中国産、様々にnetでも販売されていますが~やはり山ぶどうの篭は国産の手作り品
なら、先ずは作っている工房に行ってみようか」と、主人の一言で
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全国でも有名な「戸田寒風」さんの工房へやって来たわけです
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「やまぶどう」はブドウ科のつる性植物 
その「ふるさと」は、川を渡り~大きな岩を登り~熊に出合いそうな冷涼地の山奥
周辺の木々へ蔦を這わせ、やまぶどうの蔦は自生しているそうです
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太いものだと直径10㎝にも及ぶ蔓
皮が採れる時期は、水分をたっぷり含んでいる5~6月の梅雨の時期
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こちらの[右斜め下]籠は100年物の農耕作業に使われていた物だそうです
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囲炉裏の上にも沢山の「非売品」が
どの籠も4~50年物の素晴らしい色をしたものばかり
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これで分かると思いますが、山ぶどう蔓で編まれた籠はとても丈夫
そして・・・親から子、子から孫、それ以上の世代にも継がれていけるほどの代物
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木に絡まっている蔓をナタで落とし
表面のバサバサした鬼皮をむくときれいな皮肌が現れます
その皮を丁寧に~なるべく太く長く剥く作業もですが・・・
山に入り熊笹をかき分け、木を採る作業・・・考えただけでも重労働
こうして採った蔓を水&防虫剤に浸してやわらかくなった皮
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乾燥させ、鞣し、ひご幅に切り揃え、木型に合わせて編んでいきます
皮を選んでひご状にしていくため、採ってきた皮全部は使えないそうです
底部分を木型に固定して、編み目が緩まないよう目を詰めつつ編んで生きます
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編み方、教えて上げても良い ただし一年は必要だ
網技を身につけたら、うちの職人で働いてもらう
ん?奥さん、その爪は自爪か? だったら先ずは爪切ってからだな^^
若い頃から~この山ぶどうの蔓編みをしてみたかった私 
もうチョッと若く、父の介護がなければ・・・米沢まで車で通ったと思います
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蔓の採取から籠の完成まで、多くの時間と人の手が費やされている故の値の籠
この「山ぶどう」編みに関しては
「編み方を教えて欲しい!」等と簡単に言っては~い・け・な・いと思いました
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昼食を終えた職人さんが作業に戻りました
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大自然で生き抜いてきた「山ぶどう」の蔓を、鞣し削がる技術
神業を持つ人・職人さんの手によって、農耕作業の必需品から~
「山ぶどうの篭」は、代々へ継がれて行く美しい姿へと形を代えています
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蝋梅咲く鹽竈・しおがま神社 [deep emotion]

仙台から車で約1時間の塩釜・しおがま 東日本大震災では膨大な被害の有った場所
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東北一のパワースポットと呼ばれている鹽竈神社
ブログには再三登場していますが、私が一番好きな神社なのでありま~す^^
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春の息吹に触れる雪が解けた今頃から、この神社のパワーは最大&Max!となり~
この時期にここを訪れると、私でもその威力を真面目に身に染みて感じる事が出来ます^^
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四季桜
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花咲く頃しかこの神社の参道は上ったことがありませんが^^
とても良い「気」を感じることが出来ます
1月で四季桜が咲き、この後も梅~そして4~5月に天然記念物の「塩竃桜」が開花
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鹽竈神社は長期間、桜の花が楽しめる神社で有名です
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この神社の「撫で牛」は「商売繁盛」の牛ちゃん
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「商売は牛のよだれ」と言う「ことわざ」がありますが
・商売が牛のよだれのように~細く長~く続く
・牛はなでるとよくよだれを出す
そんな事から祈願され奉納されたそうです
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現在は撫でることは出来ません
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創建年代は不詳の古社ですが、1200年以上の歴史があるといわれ
地域の中で最も社格の高い神社である一宮「鹽竈・しおがま神社」
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鹽竈神社は、全国各地にある塩釜神社の本社であり
東北鎮護や陸奥国一宮を担っている神社であります
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江戸時代後期の経世論家・林子平が運んだとされる「蝋梅」
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毎年どこよりも早く咲き始めます
江戸時代初期に日本へ渡来した「花」とされています
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「林子平」も、この香りが気に入り仙台へ持ち帰ったのでしょう
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新春を告げる誇り高い香の「蝋梅」
この香りが大好きで、蝋梅の咲く時期を狙って^^毎年この神社へやってきます
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蝋で出来たかのような~透き通る感の黄色い花
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七~八分咲きでしたが・・・
甘く妖艶なその香りは、暫し参拝者の足を止めていた1月末でした
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大立洞窟・おおだてどうくつ [deep emotion]

高畠ワイナリーで有名な山形・蔵王連峰の西山麓
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訪れたのは、車内にも野火の香りが香りが漂う昨秋の事
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ワインで有名な「高畠町」役場の北東方、漆山・大立と言う地区
米沢盆地の東北隅に位置する丘陵中です
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彩のない晩秋と雪深い冬を迎える前に、精いっぱいの色を見せつけてくれる枯紫陽花 
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第三紀凝灰岩からなる山体の風化によって形成された洞窟「大立洞窟
夫婦大好物の山形の十割・田舎蕎麦を食べに出掛けた際、偶然に見付けた歴ママの大発見!
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「こんなところに一軒家」ではなく~「こんなところに~遺跡」
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晩秋なので・・・冬眠前の熊が出てきそうな獣道
が~この辺りでは熊よけの為、騒音の様な音でラジオをかけてていてくれたので
ほんの少し)安心して登っていけました
一昨年には泣き喚き~熊に遭遇しましたからね  私、もう教訓を得ました^^
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こんな山奥でもGoogle君は私達に色々教えてくれました
色々と即興で調べ学びながら~平然と記事にするのが私の役目^^
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「え~~!あそこのあの場所?!」「教えてくれて有り難う!早速行ってみる!」
と言われ、viviブログ愛読者&仲良し達にも参考とされている事が我ブログへの励みです
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縄文時代草創期から晩期、弥生・古墳時代の住居跡といわれ
昭和55年6月3日、国の史跡に指定された「大立洞窟
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この洞窟のあるここ、高畠町の漆山丘陵地域は
蔵王連峰の西山麓、米沢盆地の東北隅に位置する丘陵中にあり
第三紀凝灰岩からなる山体の風化によって形成されたものです
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この辺りには、日向洞窟・一の沢洞窟など・・・
最古の土器群を出土する洞窟がすでに数か所見つかっています
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神秘的な景観の為、縄文時代以降、古代・中世の遺物の散布する所も多く
山岳信仰の対象とされています
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全国でも数少ないこの時期の洞窟集中地域であり
居住者の移動あるいは集団間の繋がり方などを理解する上で
好条件を備えたものと考えられる為「国の史跡」に指定されたそうです
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洞前面のテラス部分から
最古の部類に属する隆起線文土器・爪形文土器及びそれに伴う尖頭器が発見されています
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「こんなところに日本人」が・・・縄文から弥生にかけて暮らしていたんですね
その頃、イタリア・ローマでは水路が作られ
銭湯ならぬ「ローマ風呂」まで楽しんでいた時代
藁の家に、槍と斧で野獣を追って暮らしていた日本人は
今や歴史を作り上げたローマ・イタリアを確実に超えています(G7も見直すべき)
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ここからの出土遺物は約1000点、縄文草創期の層の花粉分析により
当時の山形の気候が、現在よりも冷涼だった事がより明らかになったそうです
昭和47年(1972)私が10歳の頃に発見されたといわれる高畠町にあるこの洞窟
経済発展を意識するだけでなく、もっと早くにこういった史跡を探し出せていたら~
C国に負けず劣らずの地位を築けいたのかもしれませんね
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雪景色の渡り鳥 [deep emotion]

記録的な暖冬だった昨冬と比べて、この冬は「ラニーニャ」
冬らしい寒さ、の一言で片付けたくない
私の人生で経験したことのない寒い冬です 
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余りの東北の寒さに~宮城を通り越してもっと南へ向かったのでは・・・?
と考えたりもしましたが^^ やはり国内屈指の渡り鳥の飛来地・伊豆沼
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今年も4000羽以上の白鳥の親子の群れの姿を見ることが出来ました
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伊豆沼はオオハクチョウの飛来数が日本一です 
白鳥以外にも、数多くの渡り鳥が毎年越冬にやって来ます
夫婦のナイスなshotが撮れました^^
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おかえり~!
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お母さん、お父さんと逸れなくて良かった~
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羽の色はまだ灰色の白鳥の子 
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嬉しい事に~私の事を覚えてくれていたのか^^手から餌を食べてくれました
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オオハクチョウたちの群れは
真っ白で無機質な雪景色のキャンバスに、優雅な絵を描いてくれます
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季節によって住む場所をかえる「わたり鳥」 白鳥
遠く3000㎞離れたシベリアから、約2週間かけて日本へやってきます
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勿論、シベリアと日本の間をノンストップで渡って来る訳ではなく
何度も中継地で休みながら渡って来るのでしょうが
途中で力尽きたり、天敵に襲われに死んでしまう事もあるようです
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白鳥が食べる物を求め日本に飛んでくる様に
北海道にいるメジロやウグイスは、冬になると南へ下り飛んで行くそうです
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オオハクチョウは親子の絆が強く、常に親子一緒に行動をします
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夫婦仲も良く、どちらかが死んでしまうまでずっと一緒だそうです
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一説によると、白鳥は家族が死んだ際
悲しみから入水自殺をする事があるとも言われています
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家族の絆がとても強い鳥なのですね
子を連れ、遥か遠くから一時も離れる事なく飛来する白鳥たちの姿は
10月頃から、この地の頭上で見ることが出来ます
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その姿を見ると心安らぐ一方で、冬の到来を感じることが出来ます
渡り鳥は生まれながらにして、非情に細かい地図情報を持っているとされる鳥ですが
白鳥は特に「ナビ」どころではない能力を持っているそうです
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太陽や星の配置、磁場や地形の情報などを指標にする事
記憶力や臭覚も優れているのでしょう 
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残った餌(ポン菓子)に群がる雀たち
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白鳥と同じ渡り鳥の群れを沢山の種、観察できるのがこの伊豆沼
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ヒシクイ、マガン、オナガガモ・・・等様々な渡り鳥の姿を見ることが出来ます
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白鳥たちの降り立った内沼手前に大きな黒い・首の長い鳥たちの群れを発見!
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コハクチョウよりも若干小さい
黒い白鳥?と思うほど羽ばたき方が白鳥と似ています
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ヤマカゼさん、この子たちの名前を教えてください^^
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毎年、日本の湖沼や川など400カ所以上で越冬する白鳥
渡り鳥の本格的な調査は、まだまだ始まったばかり
そもそも人間が鳥の「渡・わたり」を理解できたのは
人類の長い歴史のなかでは最近のことだそうです 
ブログで記事にする事によって~私自身も勉強になりました
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ゆっくりと羽を休めてね^^
渡り鳥のやってくる10月末から北帰行の始まる2月末まで・・・
伊豆沼では沢山の種の渡り鳥に出会えます
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