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七十二候・しちじゅうにこう [deep emotion]

季節の移ろいを美しい日本語で表した言葉「七十二候(しちじゅうにこう)
春分、大暑、立秋、秋分・・・良く耳にする言葉ですが~これには72の「候」があるんです
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大暑(7月23日頃)の頃から花開く蓮の花
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梅雨明けの時期・夏の土用の頃 朝早くに「ポン!」と音立てて咲きます
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が~この9月の午後でも^^美しい姿を見せてくれています
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蓮は植物のなかでも、もっとも古いもののひとつで
およそ1億4000万年前に~すでに地球上に存在していたそうです
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生まれたばかりのお釈迦さまが歩き出し、その足跡から咲いたのが「蓮の花」との事
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蓮の花の名前がどうして「ハス」になったのか・・・
花が咲き終わった後に中心部にできる花托(かたく)が特徴的で
その形状が蜂の巣に似ていることから「はち巣」→「はす」と呼ばれるようになったそうです
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因みに、食用としてはピンクより白色の蓮の方が美味しいそうです^^
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「蓮は泥(でい)より出でて、泥(でい)に染まらず」
濁った泥の中で育ったにもかかわらず、信じられないほど気高く清らかで美しい蓮の花
私も何歳になっても蓮の花の様に咲いていられたら・・・と思います
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世界中に四季のある国は数多く存在しますが
私たち日本人は季節の変化を敏感に感じ、古来より様々な形で愛でてきました
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七十二候・しちじゅうにこう」は植物の成長や動物の行動、気象の変化などで
繊細な季節の移ろいを美しい言葉で表した農事暦・のうじれき
禾乃登(9月2日) こくものすなわちみのる 
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ちょっと不思議で素敵な短文でイメージされた「季節の言葉」=「七十二候」
さり気無く日常で使われている言葉もありますが、実に奥深い農事暦
日本は如何に~農業が必要であり、敬われている事がこの72語で全て理解する事が出来ます
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稲穂に米が実り、日に日に熟していきます
「禾」は稲穂が垂れることをあらわした象形文字だそうです
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夏目漱石の俳句 「曼珠沙華・まんじゅしゃげあつけらかんと道の端」
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もうこんな季節に入ったんですね
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仏教では伝説上の「天の花」とされる「曼殊沙華」
日本では「ヒガンバナ」と呼ばれて鮮紅色の花を咲かす「秋」の花です
これを見る者はおのずから悪業を離れるといわれる天界の花
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今週末には七十二候(しちじゅうにこう)の「白露」を迎えます
夜の間に大気が冷え、草花の上に朝露が宿るという意味の「白露」
本格的な秋の訪れを感じる頃ですね
実りの季節を迎えた里山は秋の彩りに染まりゆく9月が始まりました
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