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鶴の恩返し 鶴布山珍蔵寺・かくふざんちんぞうじ [Japan]

仙台から高速道を使い1時間40分の山形・南陽市
鶴布山珍蔵寺・かふくざんちんぞうじ」
2015年の達郎のライブが行われた南陽市文化会館からもほど近く^^
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このお寺は民話「鶴の恩返し」の発祥&伝承のお寺です
見事に色づいた秋色の絨毯 モフモフ~^^ふかふかの階段を上ります
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鶴の羽で織った織物を宝物としたと伝えられるお寺「鶴布山珍蔵寺」は
伊達政宗の時代、既に名刹として知られ伊達家とも所縁のあるお寺なのだそうです
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足元に広がる朱色 見上げると紅色
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今秋最後の晴天??じゃないかと思うほどの青空  
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家の中廊下で、干し柿の皮を剥く母が出てきそうな^^温かく穏やかな日差し
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山門の手前は紅色でしたが
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山門をくぐると見事な「黄」に包まれます
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民話「鶴の恩返し」で鶴を助けた本人の名「金蔵」から「金蔵寺」だったこのお寺
鶴の羽で織った珍しい織物が納められた事により「珍蔵寺」と改められました
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「鶴の恩返し」 その物語の最後は皆さんご存じですよね・・・
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約束を破って中を覗いてしまい、女性に姿を変えた「鶴」の正体を見た事を悔やみ
金蔵は出家しこの寺を開山した、という云い伝えが残っています
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古くから名刹として知られ、梵鐘には鶴の恩返し伝説が描かれていました
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鐘に書かれた絵を見ると、あのお話を思い出すでしょう?
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静かに紅葉が散り、ぎんなんの落ちる音が境内に響きわたります
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ゆっくりと時間を遡り、鶴と金蔵への想いを馳せる時間
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「鶴の恩返し」伝説は江戸時代の古文書に書き記されていて
記述としては日本で最も古いものです
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現在でも、この南陽市・漆山地区には
「鶴巻田」「羽付」「織機川」などの鶴の恩返しに因む地名が数多く残されています
このお寺には鶴の羽で織られた布が、寺の宝にされていましたが大火で燃えてしまったとの事
禅寺の雰囲気が色濃く、心が洗われる気がする空間
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「7日間部屋を覗かないで下さい」
知恵をもつ人間が抱く・・・ごく自然な好奇心と言う感情
でも、約束をした以上~それは破ってはいけない 
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「鶴の恩返し」は、そのことを「大切な人との別離」という形で
私達に切実に教えてくれています
きっと主人は・・・金蔵のようにお寺を開山する事はなかったと思います^^
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