ギリシャ・エーゲ海の旅 ギリシャ・アテネ Ⅸ

アクロポリスを見ながらの朝食を終え、訪れる日々の快晴に感謝！

世界で最も古い都市の1つ・ギリシャの首都、アテネの見どころを散策します

ヨーロッパ文明の発祥地として知られるギリシャは
素晴らしい古代遺跡や芸術作品を見ることができます
「ハドリヌアスの図書館」
2世紀頃、ローマ皇帝・ハドリヌアス帝が立てた図書館です

今では建物の一部しか残っていないので、これが図書館であったとは実感できませんが～

昔はここに学問や研究結果の巻物が管理されていたようです

「ローマンアゴラ」
ローマ時代初期（紀元前1世紀～紀元前2世紀）のアゴラ（市場）の跡

全体に薄茶色の土がむき出しになっている殺風景な眺めですが
その頃は、市場兼集会場として多くの人で溢れていた場所です

いつも言いますが・・・紀元前の物がこうして残されている事だけでも素晴らしい

天文学者アンドロニコスが建てたもので
かつては日時計・水時計・風見の3役をこなしていた場所だったそうです

「カプニカレア教会」

アテネで最も古い教会の1つで初期のキリスト教会です

アテネの都市計画の際に取り壊しの話も出たのですが
時の王オットーの父の提案によって保護されることになり、今もその姿を望むことができます
派手な観光地ではありませんが、古い趣のある建物には所々大理石が使われているのがわかります

教会外壁のレンガで造られた模様はタロワゾネという手法でアラビア文字を模したもの

内部には当時のフラスコ画も残されています
ソクラテスの最期を描いた「ソクラテスの死」（ジャック＝ルイ・ダヴィッド画、1787年）
見ているだけで涙が零れそうな「絵」です

そう、ここは紀元前399年・・・
ソクラテスが最後の問答を交わしドクニンジンの杯をあおり、従容として死に臨んだ場所なのです
ソクラテスは賢者であるという評判が広まる一方で
無知を指摘された人々やその関係者からは憎まれ、数多くの敵を作ることとなりました
暇を持て余した富裕市民の息子達はソクラテスを面白がって追い回し
ソクラテスの試問を傍聴し、その中からは影響されて試問を模倣する者達も現れ
そんな青年達の試問の餌食となった人々もまた、ソクラテスへの憎悪を募らせることとなり・・・
ソクラテスは毒殺（自ら毒を飲み）されたという事になっています
「ミトロポレオス大聖堂」
アテネの大聖堂だけあって重厚な趣があります

イースターなので、ギリシャ国旗が高々と掲げられていました

古代の乾いた遺跡を見た後には「生きた見どころ」かも＾＾
1840年から15年間も掛かって造られた聖堂です

正面玄関の上部には嫌いやかなモザイク画が施されてるのが特徴の教会

現在は、大統領の宣誓式など国家行事は全てここで行われています

見学する際、ショートパンツやタンクトップは不可なので、中には入りませんでした＾＾
「英国教会」

時代「時」を感じることができる観光スポットが数多く点在するアテネ

歴史的な文化遺跡はもちろんのこと、訪れる人々を古代の世界へと誘ってくれます