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そうだ 京都は、今だ。㉑ 寺田屋 [Japan 京都]

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幕末一の人気者、坂本龍馬
激動の時代の中、日本の内と外に同時に目を向け
古い考えにとらわれることなく、新しい日本の国の姿を夢見た若き英雄です
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坂本龍馬が襲撃された場で
悲劇の事件として名高い「寺田屋騒動」の舞台となった「寺田屋」
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金閣寺よりも、清水寺よりも、二条城よりも、八坂神社よりも~~
私が京都で一番行きたかった所
明治維新の立役者の龍馬が身を寄せた船宿です
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文久2年(1862)4月23日
討幕急進派がこの寺田屋に結集し決起を企てた「寺田屋騒動」
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寺田屋は鳥羽伏見の戦いで罹災し、現在の建物はその後再建されたものです
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慶長2年(1597年)から伏見で船宿を営んでいた寺田屋
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1597年と言えば・・・関ヶ原の戦いが1600年なので~
豊臣秀吉が亡くなって、徳川家康の時代へと移っていく・・・これまた激動の時代
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伏見にはたくさんの船宿があり、寺田屋もその一つで薩摩藩の定宿でした
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寺田屋の目の前は川 ここに船をつけて宿へ入っていったのでしょう
その薩摩藩の定宿にどうして土佐藩(脱藩浪士ですけど)の龍馬がいるの?
それは薩摩藩士のふりをしていたから・・・
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「寺田屋事件」があったのは慶応2年1866年
この事件の直前(2日前)、薩長同盟が結ばれました
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それまで反目し合っていた薩摩藩と長州藩が
龍馬の仲立ちで「これから我々は協力していこう」となったわけです
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とはいえ~あの時代・・・SNSもありません
世間に対して「同盟結びました!」と発表出来る術もありません
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締結のわずか2日後に伏見奉行所(つまり幕府側)にバレた・・・
というよりも~それまでの龍馬の動きから
「坂本龍馬は何やら怪しい」と勘繰られていたのですね
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その時、龍馬を襲った伏見奉行所の捕吏は7~80人・・・とも言われています
とにかく、大勢で宿を取り囲んだのでしょう
それに対して、龍馬は手を切りつけられながらも脱出に成功
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薩摩藩邸に逃げ込みます
龍馬も一緒にいた長州藩士の三吉慎蔵も、危険を知らせたお龍も無事[もうやだ~(悲しい顔)]
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大勢で押し掛けた捕吏に、龍馬は短銃で応戦し鉄砲で4発撃ち
その銃の痕跡がこうして残されています
その時の短銃は、私の大好きな「高杉晋作」にもらったもの
幕末は役者が豊富です^^
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この時、龍馬は手を切られました
その傷の湯治に、この伏見から船で薩摩の霧島温泉にお龍と出かけたのが
日本最初の新婚旅行と言われています
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龍馬はその刀傷で左手の人差し指が不自由になってしまったので
写真を撮るときには左手を隠しているのでしょう
わずか三十数年という短い人生を駆け抜け、日本を変えよう!とした若者
死後150年経ってもこんなに愛されているのは、知恵のあった龍馬だからこそ
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ペリーの来航から大政奉還までわずか14年・・・
短い間に様々な事件があって、明治という新しい時代が築かれて行きました
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時代を変化させる大きな舞台となった「寺田屋」
幕末、大大大~~好きなviviちゃん 
幕末&山下達郎談義をしたら~数十年語り合えます
寺田屋・ここに泊まりたい!と訴えましたが
きちんとしたホテルに泊まろうよ^^と、主人の意向で却下[もうやだ~(悲しい顔)]
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寺田屋の建物は、見学受付は午後3時40分までですが
その後の時間は旅館として営業されています  
泊まれる・・・現役の「旅籠」です  
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さる1号

へぇ〜、泊まれるんだ
じゃぁ泊まってみたかったですね
で、お風呂から素っ裸で階段を駆け登ったりして^^
by さる1号 (2021-11-12 06:14) 

Take-Zee

おはようございます!
竜馬さんは相当美化されたりしてるようです、
先日NHKで放送され、ちょっとビックリしました!
たとえば・・世にいう薩長連合の仲介も違うらしいです。
でも、そんなことは関係なく竜馬さんは英傑ですね!

by Take-Zee (2021-11-12 07:20) 

とし@黒猫

歴史に名高い寺田屋ですが、惨劇の現場でもあり、
行く勇気がないです。
びびりなので(笑)
by とし@黒猫 (2021-11-12 10:22) 

raomelon

寺田屋騒動の一部始終
素敵な切り取りとナレーションで
まるでその場にいるような臨場感^^
刀痕や弾痕も生々しく残っているのですね。
日本最初の新婚旅行が竜馬とお龍さんだったとは
微笑ましいエピソードです^^
泊まることもできるのですね~w
次回京都訪問の折には?
泊まりたい所がいっぱいできちゃいましたね(*´▽`*)
by raomelon (2021-11-12 10:59) 

溺愛猫的女人

寺田屋って宿泊可能なんですね。それは絶対に泊まりたい!!!夢に竜馬さんが出てきてくれないかしら?明治になったら何をなさりたかったか、酒を酌み交わしつつ聞いてみたいです。

by 溺愛猫的女人 (2021-11-12 12:17) 

よーちゃん

寺田屋って、情報としは知ってても、
こんなにリアルにレポートされると
ちょっとどきどきしますね。
1866年?う~む、155年前のことなんですね。
もっと凄い遠い昔のことのように感じてましたわ(^▽^;)
by よーちゃん (2021-11-12 15:08) 

テリー

寺田屋って、まだ、泊まれるのですね。
幕末のヒーロー、坂本龍馬、大好きな人が沢山いますね。
by テリー (2021-11-12 18:06) 

ヤマカゼ

そのまま残っているのですね。歴史をそのまま体感されましたね。
by ヤマカゼ (2021-11-12 18:40) 

JUNKO

現場を見ると一層臨場感が増しますね。
by JUNKO (2021-11-12 18:52) 

an-kazu

ココはワタシも行きました!


by an-kazu (2021-11-12 21:57) 

koh925

寺田屋とその歴史、克明に撮影されましたね
私は通り過ぎただけ、のような見学でした
箱根2日間の旅、楽しんできましたが、観光客はかなり戻っていました
by koh925 (2021-11-13 13:42) 

プー太の父

ここで坂本龍馬が襲撃された事件はNHKでも
詳しく放映されていたので少し記憶に残っていますが
襲撃の際にできた刀の跡とかもテレビで生々しく観ました。
こんなすごい歴史がありながら今も旅館をしているなんて
寺田屋さんの子孫の方でも営業しているんでしょうか。
旅館として営業しながら見学も出来るんですね。
by プー太の父 (2021-11-13 18:04) 

ヨッシーパパ

そちらは一度見に行きました。
当時は、道路の向こう側の川から上がっていくようになっていたようですね。
by ヨッシーパパ (2021-11-13 19:59) 

kuwachan

寺田屋、今も泊まれるのですね!
びっくり~\(◎o◎)/!
見学だけかと思っていました。
by kuwachan (2021-11-14 21:34) 

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