「おくの細道」松尾芭蕉ゆかりの寺・西光寺

山形のカテゴリーを作らねば！と思いつつの、仙台の山形観光大使です＾＾　
萩の花も咲き始めました　緊急事態宣言となる前に県道を跨いで入県した山形

山形は、大好きなお蕎麦も美味しいし～♪良いドライブコースです
山形県北村山郡に位置する西光寺は、有名な大石田蕎麦街道内に在ります＾＾

大石田観音とも呼ばれる時宗の寺・西光寺

最上三十三観音霊場第二十九札所となっています

境内入口には～
慶応4年に、東京・浅草の仁王に似せて刻みあげられたという真っ赤な仁王像が鎮座

高さ5メートル近い仁王像の下を潜ると・・・
子どものハシカが軽く済み、災難除け、知恵の発達が早いといわれているそうです

この鮮やかな仁王像は、大石田町指定有形文化財に指定されています
境内には多くの句碑があります
松尾芭蕉が詠んだ
「五月雨を集めてはやし最上川さみ堂礼遠あつめてすゝしもかミ川」
の句が刻まれた碑も置かれています

本堂の正面右脇には小さい芭蕉の像も置かれていました

昔、この町に細川甚兵衛という観音信者がいて
その子・仙太が最上川で釣りをしていると波間にまぶしい光が見えたそう

不思議に思い釣り竿でたぐり寄せてみると～一体の観音像だったらしく
日頃、父が信心している観音であると悟った仙太は自宅へ持ち帰ったそうですが

家が貧しいため粗末にしてはいけない、と思い西念寺へ移した
それが～この最上三十三観音 第29番 大石田観音の始まりだそうです

境内には珍しい唐金（青銅）で鋳られた立派な地蔵菩薩坐像がありました
この像は、像高（背丈）が102㎝、結構大きな地蔵様

面相は穏やかで右手には錫杖が元あったそうです
左手には宝珠を持つ僧形の堂々とした坐像でした

鎌倉時代に開宗された、小さな村にあるお寺様

門をくぐれば、子どもの麻疹を早く治して、知恵を授けてくれる

神仏はいつの時代も・・・
人々の願いを静かに、穏やかに、そしてゆっくりと聴き入れてくれますね