万葉の森

久し振りに歩こうか？

仙台市内から北へ車で30分　富谷のコストコで買い物を終えた後
直ぐ傍の「昭和万葉の森」へ

平成元年に開園した「昭和万葉の森」

「万葉集」には約4500種の歌が収められていますが
そのうちの三分の一に、花や植物が詠まれています

この「昭和万葉の森」では
万葉集に詠まれた「万葉植物」520種以上の植物が植栽されています

昭和天皇御在位60年を記念して昭和30年に植樹祭が行われ

落葉樹とをあわせた総面積23㌶の区域に
万葉植物を主体とする森林公園を造成した森・公園です
コストコには良く来るのに、この森を歩くのは初めてです

万葉集で詠まれている植物を通じて、歴史・文化・自然・科学等の学びの森として
森林浴による健康の増進として・・・利用されています

栗の花　　うす黄色の花は独特の匂いを漂わせます



睡蓮


花が夕方になると閉じることから「睡蓮」という文字で呼ばれる事になったそうです

燕子花


万葉の時代に戻ったかのような、穏やか～な時が流れています

コロナとかSNSとかnetとか、無縁かと思える様な地に心安らぎます

甘野老・アマドコロ　　万葉集では「にこぐさ」と詠まれていたそうです
　
定家葛・テイカカズラ

誘われるような良い香りが漂ってきて・・・ふと花を見ると～
天まで登って行きそうな蔦　ジャックと豆の木みた～い＾＾
背の高い杉の木一面に絡み付いた美しい姿とその香り・・・
森を歩く人達の足を止めていました

式子内親王を愛した藤原定家が、死後も彼女を忘れられず
ついに定家葛・テイカカズラに生まれ変わって～彼女の墓にからみついたという伝説の花
万葉時代の人達は、この香花咲くツタの下で結婚の儀式を行ったのかもしれません
眼を瞑って、その匂いだけに神経を集中したくなる様な～本当に良い香りでした