茶房 三・SABO SAN [gurmet 日]
仙台市青葉区立町にある「割烹 天ぷら 三太郎」
先日記事にした「三太郎」といえば~天ぷらの名店 昭和48年創業の老舗割烹です
その入り口を入って左側の天ぷらの部屋が昨年「茶房」に生まれ変わりました
店内からも、勿論外からも入店することが出来ます
「茶房 三・さぼう さん」
私達は天ぷらの食後に入室しましたが、茶房だけあり日中も営業しています
「こちらの小さな庭園は、以前天ぷらをお召し上りいただた時と同じでございます」
茶室へ案内してくださった仲居さんが(耳元で)囁いてくれました
空間デザインは緒方慎一郎さんだそうです
緒方さんのコンセプトである「現代における日本の文化創造」
そこに三太郎の若い女将姉妹の長女さんの深い想いが詰まった茶房です
店内はカウンターの10席のみ 良い感じの特別感^^
東北ではここでしか味わえない希少な伝統本玉露
煎茶、薄茶、オーダーを受けてから焙煎する自家製ほうじ茶等々・・・
桐箱に入った茶葉の見本を前に、スタッフさんが一つひとつのお茶について説明をしてくれます
いつも気軽に飲んでいる日本茶ですが、その世界は奥が深いですね~
伝統的な作法を用い、最高の淹れ方と絶妙なタイミングで提供してくれる「茶」
スタッフさんの細やかな手捌きも美しく見惚れてしまいます
お茶にはやっぱり和菓子 板前さんが作る「茶巾絞り」の他~
老舗和菓子店「賣茶翁・ばいさおう」の上生菓子等々・・・嬉しい大人の時間が味わえます
私は「お番茶」をいただきましたが、口から鼻~脳へと昇っていく茶葉の香りに驚きました
其々のお茶葉に適した温度や、蒸し方等色々ありますね
最後は「いぶりがっこ」と「豆菓子」が運ばれ
お茶の種により其々料金は異なりますが、2500円~3500円でした
天ぷら三太郎の〆のデザート(季節のフルーツ)が消えたのも
後を継ぐ長女さんが始められたこの茶房の為なのでしょう
素晴らしいお茶室&お茶だと思います
三太郎へ来ると、苺・梨・葡萄・林檎・柿
日本の四季や時節を、幼いながら感じて帰ることが出来ましたが・・・
寂しい気もします
茶房 三 (カフェ・喫茶(その他) / 大町西公園駅、勾当台公園駅、青葉通一番町駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.0