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蛇の鼻(じゃのはな)御殿と秋菊 [Japan]

本宮市と大玉村の境に位置する大名倉山(おおなぐらやま)の東の麓
本宮市の蛇の鼻(じゃのはな)地区
明治の末、本宮町の豪農 伊藤彌(わたる)によって、蛇の鼻地区が開墾され
その豪農の伊藤氏は、1899年・明治32年に「蛇の鼻遊楽園」を開園されました
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池を望む高台には贅を尽くした別荘「蛇の鼻御殿」が10年の歳月を掛け建てられたそうです
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「蛇の鼻遊楽園」で紅色美しい秋を眺めた後、御殿も見学してみる事に・・・
♪カステラ1番、電話は2番~36番は伊藤さ~ん♪ 
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再現が困難な建造物として「登録有形文化財」に登録されています
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何しろ先ず、一番初めに驚いたのは~玄関周りの巧妙精密な彫刻
住所・表札も何もかも手彫り  お金が有り余っていたのでしょう
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二本松市で200年以上の歴史がある、仏具彫刻店の初代父子による作品だそうです
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日光の東照宮にみられる彫刻の数々を参考にして製作されたらしく
「眠り猫」も見付けました~^^
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廊下はケヤキの一枚板
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部屋は全6室 狩野派絵師などによる障屏画や
伊藤博文、三条実美、木戸孝允の扁額も残されています 数々の国宝級の一級品の数々
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建築に用いられた材質の中には、現在では入手困難とされるものも多く見られます
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その一つが2階へ上る階段に使われている「黒柿」
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床柱は「ビワ」 この「ビワ」も現在では建材に使われる事はほぼありません
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当時は「豪農」が生きる術を握っていた時代だったのでしょう
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建築されてから約120年は経過していますが、今でも立派な日本家屋です
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庭には桜と共に日本を象徴する花・秋菊が、良く手入れされ美しく咲いていました
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皇室の御紋章、国会議員のバッチ、来年のオリンピックの国花、にもなっていますね
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穏やかな秋晴れの晩秋 
東北の南の地で、豪農によって造られた紅色の秋と素晴らしい建造物を見ることが出来ました
せっかく本宮へ来たのですから~この後は、あ・そ・こ・・・に寄らないと^^
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