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陸奥に春告げる 「帆手まつり」 [deep emotion]

宮城に春の訪れを感じる3月
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港町にある、奥州一宮の「塩竈神社」
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早春の神事「帆手祭・ほてまつり」が、昨日厳粛に行われました
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火伏せを祈念する日本三大荒神輿の一つ「しおがまさまの荒みこし」 
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何度も記事にしている、この「塩竈神社」 
私的にとても強い「」を感じ、心穏やかになれる所です
きっと、母が産まれた地・・・ということも有るのでしょう
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この神社の参道「男坂」と呼ばれる急な坂は202段の階段
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市内を練り歩くこの神事は、重さ1tもある神輿を担いでこの階段を下りてきます
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一つ間違えれば大惨事になりかねませんが
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担ぎ手である若者16人の見事なチームワークによって、慎重かつ大胆に神輿は運ばれます
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こうした危険の伴う勇壮な神輿の練り歩きは通称「荒神輿」と呼ばれ
日本にある荒神輿の中でも「帆手まつり」は大きな祭りです
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たまたま塩釜へ出掛け、参道前を通りかかった11時25分
えっ!?神輿が降りて来てる!?何これ!? しかもカメラ持ってるし? 
「早く降りなさい!!」主人に言われ、即座に車から降り~レポのブロガー主婦
家族も友人も非常に協力的なので^^このブログ・・・続けていられます
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元々はお正月の神輿洗神事で、火伏祭として始まったものですが
後年、海にゆかりのある「帆手祭・ほてまつり」と呼ばれるようになり
現在では~厄除けや繁栄も祈念して、神輿が市内を御神幸します
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神輿が市内をまわって神社に還ってくると
今度は表坂の階段を神輿が上っていく光景が見られますが~
この様子は20時頃・・・ 担ぎ手さん達、大丈夫かしら・・・心配になりますね
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鹽竈神社の神輿は重さがなんと~約1トン!
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八角形の形状をした独特な作りに、八面にはそれぞれ鏡が飾られています
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4本の担ぎ棒があり前後8人:計16人で担ぐシステム
神輿が作られたのは300年以上前だそうで、修理を重ねて今日に受け継がれています
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御神輿の勇壮な練り回しは素晴らしい~!!
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500人を超えるきらびやかなお供や稚児行列
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「後陣組」のお爺ちゃん 数十年前は、御神輿を担いで202段の男坂を下りてきたのでしょう
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その昔「甫出の浜」と呼ばれてた塩釜の入り江・現在の御釜神社鎮座地付近も
平成23年・2011年3月11日の「東日本大震災」では膨大な被害を受けた地です
天和2年・1682年から続く、神意のままに動き回る荒神輿のこの祭り
荒れ狂った海の神に、私達の生きる強さと力を証明する祭りとなっているのかもしれません
塩釜からの復路 「忘れてはいけない日」って言われてるけど
私達は「忘れたい 思い出したくない日」よね・・・と、車中で話し帰途に就きました
港町塩釜が、一日中活気にあふれ「麗しい春」を告げる歓喜の「帆手まつり」でした^^
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