松焚祭・どんと祭

慶長10(1605)年に伊達政宗が創建したと伝えられている神社「大崎八幡宮」

毎年14日の小正月に行われる大崎八幡宮の「松焚祭・どんと祭」は
三百年の歴史を有す、正月飾りや古神札等を焼納する～全国でも最大級の正月送りの行事です

この「どんと祭」と言えば「裸参り」
鐘を鳴らしながら、沢山の参拝者・企業が「御神火」を目指し裸で参道を登ります

江戸時代中期には既に定着していたと言われている「裸参り」
現在でも白鉢巻き・白さらしを巻き、口には私語を慎む為の「含み紙」


右手には鐘・左手に提灯を持ち、市内各所より数千人が参拝する様は素晴らしい眺めです

元々は仙台藩で盛んだった日本酒の醸造をしていた酒蔵が、厳寒時に仕込みに入る前に
醸造安全･吟醸祈願の為参拝したのが、この「どんと祭」の始まりだそうです

毎年この「どんと祭」の日の仙台は極寒ですが

参拝客数は初詣客を上回るほどの大賑わいで
杜の都・仙台の冬の風物詩として全国に知られています

女性や外国人の参加者は裸装束の上から羽織物を1枚着ることが許されています
でも・・・寒そう・・・


他地域では一般的に「左義長（さぎちょう）」又は「ドンド焼き」等とも呼ばれている祭事


境内では参拝された企業や学校がお清めを受けています

「どんと祭」の御神火を目指して参拝する「裸参り」は近年参加者が増加
3500～3800人もの人が裸参りに訪れます

日没の頃、境内の一角に近郷近在より持ち寄られた門松・注連縄・松飾り等を
「忌火」により点火され焚き上げられます

この火は正月の間に各家庭に訪れていた神々を送る「御神火」
あたると心身が清められ、一年間無病息災・家内安全の加護を得るという言い伝えがあります

沢山の屋台も出て大賑わいの参道

「御神火」を待つ人々

仙台市の無形民俗文化財にも指定された「松焚祭・どんと祭」
今年も昨夕「御神火」にあたって来ました

今年一年、家族が健康、無事に過ごせますように・・・
そして皆様にも御加護がありますように

コメント 8

近くの神社でも裸参りは無いですが、どんど焼きと言って行われています。でも平日の昼間なのでみたこと無いんです。
by こんちゃん (2020-01-15 03:49) 

裸は寒そうだけど、お祭りの熱気で体も温まってきそうですね^ ^健康で無事に過ごせますようかに^ ^
by momo (2020-01-15 06:25) 

寒そうだけど、暖冬だからマシなのかな。。
自分の田舎の方では、一番寒い2月に国府宮はだか祭りがあります。

by 横　濱男 (2020-01-15 06:51) 

寒いところで裸になるのはイヤ
人前で裸になる誘惑に負けそうになるけれど
人様に迷惑をかけないように自粛　ボクはしない
うしろからお賽銭を投げるだけですね　当たらないように
裸だとお賽銭が飛んできて当たったら痛いでしょうに
今は南半球が裸に合ってると思うなぁ

by tommy88 (2020-01-15 08:45) 

ここの社務所にチャボが沢山いますね！
前に行ったときに沢山鳴いていました。
by ma2ma2 (2020-01-15 09:21) 

都市部では、どんと焼きを見たことがないです。
子どもの頃は、田舎の小学校のグランドでやりました。
先生たちが、終盤に、焼き芋を放り込んでくれました。
by とし＠黒猫 (2020-01-15 11:24) 

歴史のあるお祭りに沢山の人が来てくれるというのは、有り難いですね。

by テリー (2020-01-15 21:24) 

寒中お見舞い申し上げます。
いい年明けを迎えられたことと思います(^^)
どんど焼きというとお炊き上げを思い浮かべますが
大崎八幡宮の松焚祭は勇壮な裸祭りなのですね！
燃え上がる御神火に願う無病息災。
今年もいい年となりますように。。。
by あおたけ (2020-01-15 22:21)