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Chin Pracha House บ้านชินประชา チン・プラチャ・ハウス [プーケット・Phuket]

プーケットタウンのクラビ通り 錫(スズ)で栄えた華僑の歴史が残る一帯です
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プーケットの華僑の中で最も財力を誇った陳一族  このチン・プラチャ・ハウス は1903(約110年前)に~
錫鉱山を経営していたプラ・ピタック・チン・プラチャーさんによって建てられた建物です
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シノポーチュギーズ 中国(シノ)+ポルトガル(ポーチュギーズ)の意味の邸宅は~
中華風とヨーロピアンスタイルの混じりあった、東南アジアの古い中華によく見られる建築様式です
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常夏の国です この日も30度超えでしたが~室内はひんやりと涼しい・・・エアコンもないのに・・・
その訳は先ず・・ここにありました!水が張られた吹き抜けの坪庭と大理石の床
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重々しい両開きのドアの玄関から入る風が天窓へ水面を通り~抜けていく作り・・
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風水も使われているそうです  素晴らしいですね~
素朴な南の島の暮らしからは想像できない、時代を超えて私たちを魅了する美術・調度品の数々
かつての栄華を漂わせる空気・・・感じて下さい
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窓にも凝ったデザインが施されています
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このピアノの鍵盤・・・象牙でした 珍しいですね きっとオーダー品でしょう
弾いてみたっかったのですが・・叱られそうなので見るだけに・・・
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トイレには自然の換気口が取り付けられています
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プーケットでは、こうした一戸建ての様式は
「アンモア・ラウ(Angmor Lounge)アンモー(ヨーロピアン)ラウ(ラウンジ)=ヨーロッパの建物」
と呼ばれています
オランダから輸入されたフェンス(格子)や、イタリアから持ち込まれた床のタイルなど
建物本体にはヨーロッパからの資材が多く使われ、外観はかなりヨーロッパ寄りな雰囲気ですが
反面、家具の殆どが中国から輸入された物であるところが~何とも特徴的です
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アワビの重厚な螺鈿が嵌め込まれた椅子
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このチンプラチャーハウス
オリバー・ストーンの『Heaven & Earth』や『ヤングインディージョーンズ』の撮影にも使われたそうです
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現在も2階には子孫の方がお住まいです
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彼の富と財力は家具や家のマテリアルにも惜しみなく注がれ、タイには珍しいキッチンも完備
珍しいイタリア製のドレッサー、ランプ、旅行カバン、ニョニャ(華僑の女性)が履いた刺繍のサンダル等…
これらはイギリス、イタリア、オランダ、中国などからの輸入品だそうです
どうしてでしょうね・・アジアのセレブの方って同じようなお顔をしていませんか?
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この家、オールドプーケットの歴史を飾る1頁ですね

[かわいい]以前は見学する際に保存援助のための寸志と、許可のない写真撮影もだめでしたが
2010年~100baht:300円の入館料で撮影は自由になりました
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